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大阪で「もっと食べさせたかった」というメモを残して亡くなった母子については、餓死の可能性もあるとのことで、本当に「何とかならなかったのか?」と痛ましく思います。
フードバンクは、まさに今困っている方に食品を提供することを目的とした活動をしているので、困った方がすぐにアクセスできるような仕組みづくりが必要なわけですが、手持ちのお金も食品も尽きてどうにもならなくなってやっと市役所や社協(やフードバンク)にSOSが出されるケースが多く、一歩間違えれば大阪の母子のようになる可能性もたくさんあるように思います。

昨年9月に開催したフードバンク学習会「セーフティネットづくりどフードバンクの可能性」のパネルディスカッションで「なぜ、ギリギリになってSOSが出されるのか?」という問題が話題になり、普段から困窮者支援を行っているソーシャルワーカーの方々から、「“助けて”ということ自体が難しい」「他人に迷惑をかけないように暮らし過ぎている」「”ギリギリ”の判断が人によって違い、忍耐強い人が追い詰められる」「SOSは出していても、支援制度からこぼれおちる人が“ギリギリ”になりやすい」「社縁、地縁、血縁が崩壊したので、SOSをキャッチできる人が周りにいない」「本人がギリギリであることを認識しておらず、周りが手を出せない」などさまざまな意見が出されました。

そして、これもよくあるのですが「本当に困っている人は相談に来ることすらできない」という問題も出されました。
こちらの記事(BLOGOS)「貧乏は視野と思考を狭くしてしまう(諌山裕)」にその状況がよく描かれています。
食べものを買うお金がないほどに貧乏をしたことがない人には、この精神状態は理解できないだろう。裕福ではないにしても、住む場所があり、そこそこ食べていける状態では、まだまだ精神的にゆとりがある。

(中略)

光熱費を払えず、電気、ガス、水道を止められたこともあった。それらを止められたら、生活できないことは明白なのだが、無慈悲に止められる。そこの住人がどうなろうが、知ったことではない……というのが、電気、ガス、水道の会社の言い分なのだろう。ライフラインを握っている会社ではあるが、生きていたかったら金を払え……ってのが現実。

そんな状況に陥ったときの精神状態というのは、普通じゃない。

自分のことを客観的に見られないし、目先のことしか目に入らなくなってしまう。目先とは、「腹減った、なんか食いてぇ」と、何も入っていない冷蔵庫を、何度も開けてしまう。

先のことが考えられなくなる。将来の目標とか、1年後、1か月後のことすら考えられない。今日、どうするか、明日はどうするか、そこで思考は止まる。

ギリギリになるまで、誰かに助けを求められない。迷惑をかけたくないという気持ちと、自分が情けなくて恥ずかしいからだ。悶々と悩むが、思考が狭い範囲でループして、堂々巡りになってしまう。

そして、「腹減った……」と振り出しに戻ってしまうのだ。

亡くなった母子のニュースは、他人事に思えない。
フードバンクちばでは社会福祉協議会や中核地域生活支援センターなどと連携して、なるべく困った方の状況に寄り添って支援したいと考えていますが、なかでもこの「ギリギリ状態」に想いを馳せることが必要だと思います。
いずれにせよ、どんな状況であれフードバンクが最悪の状況になることを防ぐ一助になればと考えています(菊地)

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