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岩手県岩泉町水害支援

8月30日に東北に上陸した台風10号は東北北海道地方に甚大な被害をもたらしました。
 今回、町内を流れる川が広範囲で氾濫した岩泉町への支援活動を行いました。岩泉町では、町を流れる小本川やその支流、沢などがいたるところで氾濫、今もって停電や断水が続いている地区も多くあります。飲み水の支援要請があり、フードバンクちばとして9月2日に飲料水とアルファ化米の物資支援、9月10日に飲料水、大人用おむつ、炊き出しの支援を行いました。これらの支援活動には常総生協(本部:守谷市)と連携しながら取り組みました。



 いつもFBちばにご協力いただいている三和商事株式会社さまよりお声がけをいただき、株式会社タムラ製作所さまより、今回の災害支援のためにと特別に飲料水や防災備蓄食品を大量にご寄贈いただきました。

 今回、炊き出し(カレー/みそ汁)を行うことになり、常総生協さんが食材を提供、出発前に常総生協の調理室で、食材のカット、下ごしらえをして、食材を冷蔵して岩泉町に持ち込みます。


 食材の購入、カットは常総生協の職員さんが行い、下ごしらえをWCちばの山本さんが行いました。

 常総生協が手配した物資とFBちばの物資をトラック、ワゴンに積み込み、常総生協6名、FBちば4名、車3台で岩泉町に向かいました。

   
 10日早朝に岩泉町に入りました。道路沿いに流れる川が氾濫した形跡がいたるところに見受けられます。小さな沢も大量の土砂が流れたようで、いたるところで土砂や木が山積みになっています。


 岩泉町は、通行止めで山側と海側に分断をされており、山側の支援拠点となっている門(かど)地区に到着しました。ここには、小学校や行政の支所があり支援物資の中継基地になっています。そこで、持ち込んだ支援物資を下しました。


 町内への再配送の段取りを打ち合わせをしている常総生協 伊藤専務


門(かど)地区にある小川小学校には、「岩ばっぺ岩泉!! 笑う門には福来る」とダジャレのきいた張り紙

  小川小学校体育館には、地元の中学生や県内応援の消防職員などスタッフが張り付いており一緒に荷物を降ろします。そのあと、炊き出し班と支援物資の配布のお手伝い班に分かれ、作業をお手伝いしました。


泥水をかぶったエリアは散水車がまわる  小川支所に併設された生活改善センターは避難所に


生活改善センター内の調理場で炊き出し準備が始まりました。

この避難所では、150人分の食事を賄っており、自衛隊が炊いた白ごはんと何らかの形で調達をしたおかずを提供。
外部からの炊き出しは今回が2回目。
事前に下ごしらえをしてきたため、手際よく山本さんがみんなに指示をだし、準備が進む。




 一方、町内への再配送のお手伝い班は、再度、トラックに荷物を積み込み、4か所に物資を運びました。かなりの広範囲で被災しており、水がでない、電気がつうじていないなど不便が強いられています。


水がでないところが多く、大量の飲料水を配達しました。
みなさん、大変喜んでいただきました。

炊き出し班はお昼に合わせ、食事を提供します。

 生協の美味しい具材いっぱい使ったカレーとお味噌汁はみなさまに大変喜んでいただき、150食以上提供することができました。みなさんの嬉しそうな顔をみて、料理総指揮をした山本さんも料理人冥利に尽きると強行軍の疲れを吹っ飛ばす元気をもらいました。

一通り落ち着いたところで、スタッフもおいしいカレーを食します。


<お昼のメニュー>
具だくさんカレー
お味噌汁
白米(自衛隊の炊き出し)
ソーセージ他(災害協定でローソン提供のおかず)

今回の被災地支援では、三和商事さま、タムラ製作所さまはじめ、多くの方々のご協力で多くの被災地の方に喜んでいただくことができました。あらためて感謝申し上げます。
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